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ニキビや肌トラブルに悩む方の間で注目されているイソトレチノインとレチノール。
この2つの成分は名前が似ていることから混同されがちですが、実は全く異なる特性を持っています。
当院「アルバアレルギークリニック札幌」で患者さんと向き合う中で、この2つの違いについて質問を受けることが非常に多いんです。
イソトレチノインとレチノールは同じビタミンA誘導体のファミリーに属していますが、その効果の強さは差があります。
レチノールは主に化粧品や医薬部外品に配合されるビタミンA(C20H30O)そのものです。
一方、イソトレチノインはレチノイン酸(C20H28O2)のイソ体で、医薬品として分類される強力な成分です。
トレチノイン(レチノイン酸)は最高濃度の市販レチノールに比べて約20倍強力です。
この効果の差は、肌への作用にも明確に表れます。
レチノールは体内でトレチノイン(レチノイン酸)に変換されて初めて効果を発揮するのに対し、イソトレチノインは直接的に強力な作用をもたらします。
イソトレチノインは、海外では20年以上前から重症ニキビ治療の切り札として使われてきた内服薬です。
日本では保険適用外ですが、特に他の治療法では改善が見られない難治性のニキビに対して非常に効果的です。
アルバアレルギークリニック札幌でも、長年ニキビに悩み続けてきた患者さんが、イソトレチノインによって改善するケースを見てきました。
イソトレチノインの主な作用機序は以下の4つです。
特筆すべき点は、イソトレチノインは適切な期間と量を服用すれば、服用終了後もニキビが再発しにくくなるという特徴があります。
例えば、体重60kgの方が1日30mgを服用する場合、約8ヶ月半の服用で再発しにくい状態を目指せる計算になります。
レチノールはビタミンAそのものであり、イソトレチノインと比べると穏やかな作用を持ちます。
主に化粧品や医薬部外品として配合され、シワ改善効果が厚生労働省から公式に認められています。
レチノールの特徴は、イソトレチノインほど強力ではないものの、継続使用によって着実に効果を発揮する点にあります。
特に、日常的なスキンケアとして長期間使用できる安全性が魅力です。
レチノールの主な作用としては、以下が挙げられます。
レチノールは化粧品成分として、0.04%〜0.1%の低濃度から開始し、肌が慣れるにつれて0.5%程度まで濃度を上げていくのが一般的です。
イソトレチノインの約10分の1の濃度で同等の効果が得られるとする研究もあります。
ただし、レチノールもビタミンA誘導体であるため、使用初期には「レチノイド反応」と呼ばれる一時的な肌の赤みや乾燥、皮むけが生じることがあります。
これはレチノールの効果が出始めている証拠でもありますが、イソトレチノインと比べるとその反応は穏やかです。
結論から申し上げると、イソトレチノインの内服中にレチノール配合化粧品を併用することは、原則として推奨されません。
理由は、イソトレチノインは皮脂分泌を強力に抑制する薬であるため、内服中は肌が非常に乾燥しやすくなります。
そこにレチノールなどの刺激成分を併用すると、過度の乾燥や刺激反応が生じるリスクが高まるのです。
アルバアレルギークリニック札幌でも、イソトレチノイン内服中にレチノール製品を使用し続けた患者さんが、強い刺激感や皮むけ、赤みなどの症状で来院されるケースがあります。
イソトレチノイン内服中にレチノールを含む製品を使用すると、以下のようなリスクが高まります。
イソトレチノイン内服中にレチノール化粧品、トレチノイン外用薬、ピーリング石けん、保険診療の外用薬(ベピオゲル、デュアックゲル、ディフェリンゲルなど)を併用すると、肌の乾燥が一層強くなり、スキンケア製品がしみて使えなくなるほどの刺激になることもあると報告もあります。
イソトレチノインとレチノールを効果的に活用するためには、それぞれの特性を理解した上で適切に使い分けることが重要です。
イソトレチノインは医師の処方と指導のもとでのみ使用すべき医薬品です。
一般的な使用法は以下の通りです。
イソトレチノインを服用する際に最も重要なのは、女性の場合、妊娠中や妊活中は服用できないという点です。
催奇形性があるため、服用中および服用終了後1ヶ月間は確実な避妊が必要です。
レチノール製品は一般的に以下のように使用します。
レチノールは継続使用が効果を左右するため、肌の状態に合わせて無理なく続けられる使用法を見つけることが大切です。
イソトレチノインを服用中は、肌が非常に乾燥しやすく、刺激に敏感になります。
この時期のスキンケアは、シンプルで保湿重視のものが理想的です。
イソトレチノイン治療中に避けるべきスキンケア成分としては、レチノール以外にも、AHA・BHA(サリチル酸、グリコール酸など)、高濃度ビタミンC誘導体、アルコール濃度の高い製品などが挙げられます。
「この期間は肌を休ませる時期」という考えください。
美白やエイジングケアなどの積極的なスキンケアは一時中断し、肌のバリア機能を守ることに集中してください。
イソトレチノイン治療終了後、肌の状態が安定してきたら、徐々に通常のスキンケアに戻していくことができます。
ただし、レチノール製品を再開する場合は、治療終了から少なくとも1ヶ月以上経過してからにしましょう。
再開時も低濃度から始め、肌の反応を見ながら慎重に進めることが大切です。
肌が完全に正常化するまでには個人差がありますが、3〜6ヶ月程度かかることもあります。
原則としてイソトレチノインとレチノールの同時併用は避けるべきですが、治療計画の中で両者を効果的に取り入れる方法はあります。
イソトレチノイン治療とレチノールケアを時期をずらして行うことで、それぞれの効果を最大限に活かすことができます。
例えば、以下のようなステップで進める方法があります。
この方法では、まずイソトレチノインでニキビの根本原因にアプローチし、その後レチノールで肌質改善や再発予防を図ることができます。
肌のコンディションが良好で、医師が許可した場合に限り、イソトレチノイン内服中でも体の部位によってはレチノール製品の使用が可能なケースがあります。
例えば、顔はシンプルケアに徹し、背中や胸元など皮脂分泌が多い部位に限定してレチノール製品を使用するといった方法です。
ただし、これはあくまで例外的なケースであり、必ず医師の指導のもとで行うべきです。
自己判断での併用は避けてください。
イソトレチノインとレチノールは、どちらもビタミンA誘導体ファミリーに属する有効成分ですが、その効果の強さや使用方法は大きく異なります。
イソトレチノインは医師の処方が必要な強力な内服薬で、難治性のニキビに対して効果が期待できます。
一方、レチノールは化粧品成分として、継続使用によるエイジングケアや軽度のニキビケアに適しています。
両者の併用は原則として推奨されません。
イソトレチノイン内服中にレチノール製品を使用すると、過度の乾燥や刺激反応が生じるリスクが高まります。
効果的な使い方としては、まずイソトレチノインで重症ニキビを治療し、肌の状態が安定した後にレチノール製品を導入するという段階的なアプローチがお勧めです。
最後に、どちらの成分も正しく使用すれば非常に効果的ですが、誤った使い方をすると肌トラブルの原因になります。
特にイソトレチノインは医師の指導のもとでのみ使用し、レチノール製品も自分の肌質や状態に合わせて慎重に選ぶことが大切です。
肌の悩みは一人ひとり異なります。長年の肌トラブルでお悩みの方は、ぜひ専門医に相談し、あなたに最適な治療法を見つけてください。
アルバアレルギークリニック札幌では、海外で一般的でありながら日本では実施できるクリニックが少ない治療法を取り入れ、患者さま一人ひとりの肌質や悩みに応じたカスタマイズされた治療計画を提供しています。
ニキビ跡や肌質改善でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※セキュリティのため、最終受付時間後のドアの開閉は
警報が作動することがあります。