酒さ治療にVビーム｜赤ら顔に悩む方へ医療レーザーの選択肢【札幌・アルバアレルギークリニック】 ～札幌市南区の美容皮膚科｜アルバアレルギークリニック札幌

酒さ（しゅさ）とはどんな皮膚疾患？

酒さの主な症状と進行パターン

酒さ（しゅさ）は、顔の中心部に慢性的な赤みや毛細血管の拡張、吹き出物のような丘疹（きゅうしん）を生じる皮膚疾患です。赤ら顔と混同されることが多いですが、医学的には異なる病態であり、れっきとした皮膚の病気として認識されています。症状は人によって異なりますが、一般的には頬、鼻、額、あごなど顔の中央部分に発症しやすく、時間の経過とともに症状が進行する傾向があります。

初期段階では、寒暖差やアルコール摂取、紫外線などの外的刺激によって一時的な紅潮（顔の赤み）が見られ、しばらくすると自然に引いていきます。しかし症状が進行すると、赤みが持続的になり、毛細血管が目立つようになったり、ニキビに似た炎症性の発疹を伴うこともあります。

原因として考えられる要因とは？

酒さの原因は完全には解明されていませんが、複数の要因が関与していると考えられています。代表的なものとして、皮膚のバリア機能の低下、毛細血管の異常拡張、免疫系の過剰反応、皮膚常在菌（特にデモデックスと呼ばれる顔ダニ）の関与、さらには遺伝的素因やホルモンの影響も挙げられます。

また、紫外線や高温、寒冷、ストレス、香辛料、アルコールなどの生活環境や食生活も悪化因子になり得るとされており、日常生活におけるセルフケアの重要性も指摘されています。

他の赤ら顔との違い

酒さは「赤ら顔」と呼ばれる症状とよく似ていますが、根本的に異なる疾患です。赤ら顔は一時的な血行の亢進や肌の薄さによる透明感の問題が中心であり、皮膚疾患とは限りません。一方、酒さは炎症を伴い、治療の対象となる病気です。とくに中等度〜重度の酒さでは皮膚科的な診断と専門的な治療が必要です。

このため、「なんとなく頬が赤い」と感じている場合でも、実は酒さが進行している可能性があるため、早期に医師の診察を受けることが望ましいです。

酒さ治療におけるVビームとは？

Vビームレーザーの基本原理

Vビームは、赤み改善に効果的な治療です。色素レーザー治療機に分類される医療用レーザー機器で、主に血管病変に対して使用されます。特定の波長（595nm）を持つパルスダイレーザーが血液中のヘモグロビンという成分に反応し、正常な組織を傷つけることなく、赤みの原因となる拡張した血管を熱破壊することができます。

これにより、肌の赤みの改善を目指せるのが特徴です。

酒さへの効果が期待できる理由

酒さは、慢性的な毛細血管の拡張や炎症が主な病態であり、Vビームの「血管をターゲットにする」という特性と非常に相性が良いとされています。実際にVビームは、第Ⅰ〜Ⅲ度の酒さに幅広く適用されており、赤ら顔の改善だけでなく、炎症性の丘疹やほてり感の緩和を目的に使用されるケースもあります。

Vビームによる治療は、1回で大きな変化が出るというよりは、複数回の照射によって徐々に症状を改善させていく方法です。肌への刺激が比較的マイルドなため、敏感肌の方でも医師の判断のもとで実施が検討されます。

他のレーザーや内服治療との違い

酒さの治療方法には、内服薬（イソトレチノイン）、外用薬、光治療（IPL）、そしてVビームなどのレーザー治療があります。そのなかでもVビームは、赤みや血管拡張に対するアプローチに特化している点が特徴です。

IPL（光治療）も酒さに使われることがありますが、Vビームのほうが波長が血管にピンポイントで届きやすく、より専門的な血管治療として位置づけられています。また、内服薬では対処しきれない血管の拡張や見た目の赤みを軽減する目的で、レーザーが併用されるケースも少なくありません。

アルバアレルギークリニック札幌では、医師が肌状態や酒さの進行度を評価した上で、Vビーム治療の適応可否を判断しています。必ずしもすべての酒さ患者様に適用されるわけではないため、医師の診察を受けた上で治療方法を相談することが重要です。

アルバアレルギークリニックのVビーム治療の特徴

お肌に赤みの出る原因はさまざまあり、治療法もさまざまです。

当院では、肌診断機などを使用しながら医師がきちんと診断した上で、患者様に合う施術や治療方針を決定します。また、治療法も複数取り揃えているので、きちんと患者様にあった治療法を決定していくことで、より効果的に施術を実施できます。

肌の赤みに悩む方へ、Vビームで丁寧なアプローチ

赤ら顔や頬のほてり感など、肌の赤みにまつわるお悩みは、日常生活においてメイクで隠しづらく、自信を失ってしまう原因になることもあります。アルバアレルギークリニック札幌では、そうした美容的なお悩みに対して、肌にやさしい医療用レーザー「Vビーム」を用いた自費診療を行っています。

Vビームは、皮膚表面の赤みや毛細血管拡張が目立つ部位に対し、波長595nmの色素レーザーを照射することで血管の異常拡張にアプローチします。治療時は冷却機能によって肌を守りながら進められるため、痛みに敏感な方や敏感肌の方にも配慮された設計です。

肌質や状態に合わせた照射でナチュラルな印象へ

赤ら顔と一言でいっても、その原因や広がり方は人それぞれです。アルバアレルギークリニック札幌では、医師が診察を行った上で、肌の状態や赤みの出方に応じて照射範囲や出力を細かく調整し、肌に負担をかけすぎない治療計画を立てていきます。

また、当院で使用しているVビームは、従来機より照射面が広く、治療時間の短縮にもつながっています。治療後の赤みやダウンタイムも比較的少ない傾向があるため、お仕事や日常生活との両立もしやすいのが特長です（※効果や反応には個人差があります）。

自費診療だからこそできる、美容のための選択肢

美容診療としてVビームを選ばれる方の中には、「毎日のファンデーションで隠すのがつらい」「ナチュラルな素肌に近づきたい」といった気持ちをお持ちの方も多くいらっしゃいます。当院では、そうしたご要望に応えるべく、見た目の改善を目的とした自費治療としてのVビーム照射を提供しています。

費用や回数、間隔の目安については、初診時に丁寧にご案内いたしますので、初めての方も安心してご相談ください。

治療の流れと回数の目安

初診から施術当日までの流れ

Vビームによる治療は、まず医師の診察から始まります。アルバアレルギークリニック札幌では、初回に医師が肌の状態を丁寧に確認し、赤ら顔の原因が酒さや毛細血管拡張であるかを判断します。見た目の赤みが強くても、実際には他の皮膚疾患であることもあるため、正確な診断が治療の第一歩となります。

診察のうえで、Vビームが適応となる場合には、治療内容・回数・副作用の可能性・注意点などを詳しくご説明し、同意を得たうえで照射日を決定します。施術当日はメイクを落とした状態でご来院いただき、レーザーの照射部位に応じて冷却や保護処置を行いながら、肌に負担をかけないように丁寧に進めていきます。

何回くらいの治療が必要か？

Vビームによる治療は、1回の照射で劇的な変化が出るというよりも、回数を重ねて徐々に肌の赤みを整えていくのが一般的な考え方です。アルバアレルギークリニック札幌でも、個人差はありますが、顔の赤みが気になる場合は通常5〜10回程度の照射が推奨されております。

また、赤ら顔や酒さの進行度によっては、治療回数や照射間隔が変更になる場合もあります。たとえば毛細血管の拡張が広範囲に及んでいる場合や、反応が出にくい肌質の場合には、医師が照射出力や回数の調整を検討します。初回の診察や治療後の経過観察によって、より適切なスケジュールが組まれていきます。

治療スケジュールの立て方

Vビームは赤みや敏感肌への刺激を抑えたレーザーであるため、肌へのダメージを最小限にしながら治療を継続できることが魅力です。ただし、照射直後には一時的に赤みが強く出ることがあり、ダウンタイムには個人差があります。

そのため、当院ではイベント前や旅行前などのスケジュールを踏まえて、ご本人の生活スタイルに合った治療計画をご提案しています。たとえば、赤みが出やすい方には十分に時間を空けて施術を行うなど、無理のないペースでの通院を心がけております。

また、美容目的で治療を受けられる方には、保険適用外の自費診療となるため、料金面や施術タイミングについても納得いただいたうえで進めていきます。初回診察時に詳細なご案内を行っておりますので、ご不安がある方もお気軽にご相談いただけます。

治療中・治療後の副作用と注意点

赤み・腫れ・内出血のリスク

Vビームによるレーザー治療は、皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、毛細血管の異常拡張や赤ら顔の改善を目指す施術ですが、医療用レーザーである以上、少なからず副作用のリスクは存在します。治療後に一時的な赤みが生じるのは比較的よくある反応で、個人差はあるものの、通常は数日から2週間程度で落ち着くケースが多いとされています。

また、皮膚が敏感な方や出力を強めた部位では、腫れや軽度の内出血がみられる場合もあります。内出血が出た際は、薄紫〜黄色へと色の変化を経て、1〜2週間かけて自然に吸収されるのが一般的です。いずれも医師が予測可能な範囲内であり、術前にリスクについてしっかりご案内いたします。

ダウンタイムと日常生活の注意点

Vビームの特徴として、比較的短いダウンタイムで日常生活への復帰が可能な点が挙げられます。多くの方が施術翌日から通常の生活に戻れる一方で、施術直後は照射部位が赤くなったり、1週間ほど火照るような感覚を伴ったりすることがあります。

そのため、施術当日はなるべく入浴や飲酒、激しい運動など血行が促進される行為を避け、クールダウンを意識した過ごし方が推奨されます。洗顔やスキンケアについても、刺激の少ないアイテムを使用し、摩擦や強いこすり洗いを避けることが大切です。

メイクに関しては、当日の施術部位の状態によりますが、翌日以降から可能となることが多く、その可否も医師が診察時に説明いたします。

トラブルを防ぐためのセルフケア

治療の効果を高めるうえでも、副作用のリスクを抑えるうえでも、アフターケアは非常に重要です。Vビーム照射後の肌は一時的にバリア機能が弱くなっているため、紫外線や摩擦、乾燥といった外的刺激をできる限り避ける必要があります。

具体的には、日焼け止めの使用・帽子やマスクでの物理的なUV対策・こまめな保湿が推奨されます。また、保湿剤やスキンケア製品は、施術後の敏感な肌にも使える低刺激処方のものを選ぶことが望ましいです。

アルバアレルギークリニック札幌では、こうしたホームケアのアドバイスも診療の一環として行っており、治療を安心して続けていただけるようサポート体制を整えています。

よくある質問

痛みはありますか？

Vビームは、血管の赤みに特化した医療用レーザーですが、照射時にゴムで弾かれたような軽い刺激や、チクッとした感覚を伴う場合があります。ただし、アルバアレルギークリニック札幌で導入している「Vビーム」は、冷却システムを備えており、肌への熱刺激を和らげながら治療が可能です。

痛みに対する感受性には個人差があるため、ご不安のある方には事前にその旨をお伝えいただければ、医師が出力調整など適切に対応いたします。麻酔クリームを使用することは一般的ではありませんが、部位や症状によってはご相談の上で対応可能です。

メイクはいつから可能ですか？

治療当日は、赤みや熱感などが残ることがあるため、基本的には施術部位へのメイクは避けていただくようお願いしています。翌日以降、赤みや腫れが落ち着いてきた段階で、肌の状態を確認しながら軽いメイクから再開することが可能です。

洗顔やスキンケアも同様に、刺激の少ない製品を選び、肌をこすらないように優しくケアすることが大切です。アルバアレルギークリニック札幌では、施術後に日常ケアのアドバイスも行っていますので、安心して治療を受けていただけます。

まとめ｜Vビームで酒さ治療を検討中の方へ

酒さや赤ら顔に悩む方へ届けたい選択肢

酒さは、顔の赤みや毛細血管の拡張といった症状が現れる皮膚疾患であり、見た目の印象や日常生活にも影響を及ぼすことがあります。「いつも頬が赤く見える」「皮膚が敏感でケアに悩む」といった美容的なお悩みを抱える方も少なくありません。
そのような中で、Vビームという選択肢は、赤みの根本原因となる血管拡張に着目した医療レーザーとして注目されています。

アルバアレルギークリニック札幌では、酒さの医師診断に基づいた治療だけでなく、美容的な赤ら顔の悩みにも対応する自費診療としてVビーム治療を提供しています。診察を通して症状の見極めを行い、適応があると判断された方に、安全性と効果のバランスを考慮した治療計画を提案しています。

安心して受けられる体制と治療の柔軟性

Vビーム治療は、医師による肌診断を起点に照射モードを調整するなど、オーダーメイドに近い柔軟性を持った施術です。治療回数や照射間隔は人によって異なり、敏感肌の方でも配慮の行き届いた施術が行えるよう、照射出力・部位を細かく設定することが可能です。

また、施術後のダウンタイムが比較的短く、日常生活に支障をきたしにくい点も多くの方に支持されている理由の一つです。治療後のスキンケアや紫外線対策といったアフターケアのアドバイスも、医師やスタッフから丁寧にご案内いたします。

「目立つ赤みを少しでも目立たなくしたい」「ナチュラルな素肌を目指したい」など、美容的な目標に寄り添った診療ができるのも、皮膚科と美容皮膚診療を併設する当院ならではの特長です。

自分の肌に合った治療を相談してみる

酒さや赤ら顔の治療は、自己判断でスキンケアを続けても改善しづらいことが多く、専門的な視点から原因や治療法を見極めることが大切です。とくに、見た目の赤みが強くなってきた場合や、肌の敏感さが増していると感じる方は、早めの相談が改善への第一歩となります。

アルバアレルギークリニック札幌では、Vビームによるレーザー治療だけでなく、必要に応じて内服薬や外用薬との併用も含めた診療を行い、総合的な肌の健康をサポートしています。医師との丁寧な対話を通して、無理のないペースで治療を始めてみませんか。