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- 北海道札幌市南区澄川6条3丁目2番37号 ※共用駐車場 65台 Google Map
顔・あご・鼻・口・背中などに繰り返しできる大人のニキビは、思春期とは異なる「内側の乱れ」が関係しています。中でも注目されるのがホルモンバランスの乱れです。思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が主な原因ですが、大人ニキビは女性ホルモンの低下やストレス優位の状態が重なり、根本からの改善が難しい特徴があります。
とくに黄体ホルモン(プロゲステロン)が増える生理前の時期には、皮脂分泌が増加し、毛穴が詰まりやすくなります。この状態が続くと、肌のバリア機能が低下し、炎症を起こしやすくなってしまいます。
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)は、肌のうるおいを保ち、角質を整える働きがあります。排卵後に分泌が増える黄体ホルモンは、皮脂腺に作用して毛穴のつまりやすい状態を生み、ニキビが悪化する可能性を高めるのです。
さらに妊娠中やピルの使用中など、ホルモン状態が急激に変化すると、これらの症状が増える傾向もあります。自分の体調や周期を知り、ホルモンと肌の関係を意識することが大切です。
「スキンケアで治しにくい」と感じたら、医師に相談するのが安心です。アルバアレルギークリニック札幌では、医療機関ならではの治療法を用い、肌の状態だけでなく生活習慣・ホルモンの働きも考慮した対策が可能です。たとえばスピロノラクトンなどの内服薬は、男性ホルモンの働きを抑える作用があり、ホルモン性ニキビに適した選択肢です。
さらに、美容皮膚診療として、アゼライン酸外用薬、マイクロボトックスといった施術を組み合わせて治療を進めることもできます。これらの施術は肌バリア機能を高めると同時に、炎症の悪化を防ぎ、再発しにくい肌状態へ導く効果が期待されます。
ホルモンの乱れは、睡眠の質・食事・ストレスなど日常の生活習慣とも密接に関係しています。次章では、ホルモンバランスを整えるために意識したい食事のポイントや自律神経への影響、また治療効果を高めるための心がけについて詳しく解説します。
まずは自分の体と肌の声に耳を傾けること。それが“大人ニキビの根本治療”への第一歩です。
「ニキビが生理前に増える」「治しにくくなった」「大人になってから悪化した」こうしたお悩みは、ホルモンバランスの乱れと日常の生活習慣が関係している可能性があります。
私たちの体は、自律神経とホルモンの分泌量が密接に連動しています。たとえば、強いストレスを受けたときは交感神経が優位になり、エストロゲンやプロゲステロンの働きが低下しやすくなります。結果として、皮脂の過剰分泌が起こり、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの症状が悪化することがあるのです。
睡眠不足は肌のターンオーバーを乱し、バリア機能を低下させる原因になります。特に黄体期には肌が敏感になるため、十分な休息をとることが炎症性ニキビの発生予防に有効です。また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の修復にも関わっています。
食事もホルモンに影響を与える重要な要素です。糖質や脂質の摂りすぎは皮脂分泌を増やし、あごや顔、鼻、口まわりのニキビができやすくなります。反対に、ビタミンB群、鉄分、亜鉛などをしっかり摂取することで、皮膚のバリア機能を整える作用が期待できます。
ストレスについても見逃せません。忙しい現代人は副交感神経が働きにくくなっており、ホルモン分泌が不安定になる傾向にあります。意識して休憩時間を取り、ホルモンの働きを高める生活を心がけることが重要です。
札幌のアルバアレルギークリニックでは、こうした生活習慣によるホルモンの乱れに着目し、医師による肌診断をもとに治療と生活習慣の見直しを組み合わせてご提案しています。
たとえば、スピロノラクトンを用いた内服治療では、ホルモンの作用を抑えつつ、アゼライン酸などで肌表面の状態も改善していきます。これらの美容施術を「一時的な対策」ではなく、根本から整えるアプローチとして組み合わせることで、再発しにくい肌質へと導くことが可能です。
次章では、生理周期とニキビの発生パターンを関連づけて、自分に合ったタイミング別スキンケアや治療の考え方について紹介します。「いつも同じところに増える」「生理前だけ増える」──そんなお悩みを感じたら、周期とホルモンの働きを知ることが、最も効果的な第一歩になるかもしれません。
「生理の前になるとあごや口まわり、顔全体にニキビが増える」「毎月同じタイミングで炎症が起きる」そうしたお悩みには、月経周期とホルモン分泌のリズムが関係している可能性があります。
女性の体は、約1カ月の周期でエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンが増減しています。特に黄体期(排卵後〜生理前)にはプロゲステロンの分泌が増加し、皮脂の量が増えるため、毛穴が詰まりやすく炎症が起こりやすい状態になります。この時期はバリア機能が低下し、皮膚が敏感になり、ニキビが悪化しやすくなるのです。
時期 | ホルモン | 肌の状態・特徴 |
---|---|---|
卵胞期(生理終了後) | エストロゲン優位 | 肌の調子が良く、スキンケアの効果が出やすい |
排卵期 | ホルモン分泌が不安定に | むくみ・皮脂増加の傾向 |
黄体期(生理前) | プロゲステロン優位 | ニキビができやすく、炎症も悪化しやすい |
生理中 | ホルモン全体が低下 | 肌が敏感、乾燥しやすい・バリア機能が低下 |
このように、肌は常に一定ではなく、周期的な変動を繰り返しています。自分の肌の状態を周期に照らして理解することは、ニキビの原因や悪化タイミングの把握に役立ちます。
札幌のアルバアレルギークリニックでは、こうしたホルモンの変動による肌状態の変化にも着目し、治療や施術のタイミングを調整しながら対応しています。たとえば、皮膚のバリアが低下している時期には刺激の少ないアゼライン酸外用剤を中心に使用し、炎症が落ち着いている時期にはピーリングやマイクロボトックスを導入するなど、肌に合わせた柔軟な治療設計が可能です。
また、ホルモンによる皮脂分泌の増加が原因と考えられる方には、スピロノラクトン内服を組み合わせた根本的治療を提案することもあります。これらの施術は医師による診断のもと、安全かつ効果的に実施されます。
ニキビは“できたら治す”のではなく、“周期に応じて予防・調整する”時代へ。次章では、美容診療で実際に行われているホルモンバランス対応の治療法を、薬剤・施術ごとに詳しく紹介していきます。自分の肌の変化に気づき、生活と医療を組み合わせた対策を検討してみましょう。
「市販薬で改善しない」「保湿だけでは足りない」「ニキビが生理のたびに増える」──そうした場合は、美容診療による医療的アプローチを検討する価値があります。ホルモンバランスに起因するニキビは、肌の外側と内側の両面から対策することで、より効果的にコントロールが可能になります。
札幌のアルバアレルギークリニックでは、以下のような根本治療の選択肢をご提案しています。
スピロノラクトンは、本来利尿薬として使用されますが、男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を抑える働きがあり、皮脂分泌の抑制にも効果が認められています。特に黄体ホルモン優位の生理前に皮脂量が増えるタイプのニキビに適しています。
この治療は、フェイスライン、あご、鼻、口まわりに炎症を伴うニキビが繰り返し発生する方におすすめされるケースが多く、女性ホルモンとのバランスを整える治療として注目されています。
アゼライン酸は、毛穴の詰まりを防ぐ角質ケア作用、皮脂分泌の抑制作用、そして炎症を抑える効果の三拍子を兼ね備えた外用薬です。日本では主に美容医療の現場で取り扱われており、思春期よりも大人のホルモン性ニキビに向いている特徴を持ちます。
当院ではバリア機能が低下しやすい黄体期(生理前)でも使いやすい低刺激処方を用い、肌質改善や他施術との併用で効果を高めています。
マイクロボトックスは、肌表面に浅く注入することで皮脂腺の働きを抑える施術です。とくに皮脂分泌が過剰になりやすい生理前やストレス時に効果を発揮し、毛穴を引き締めることでニキビができにくい肌質へと導きます。
この施術は角質の厚みや皮膚のテカリが気になる方にも適しており、エストロゲン・プロゲステロンの影響を受けやすい部位(あご・鼻・口まわり)に重点的なアプローチが可能です。
当院では軽度〜中等度のホルモン性ニキビに特化した美容診療を行っており、イソトレチノイン(内服レチノイド)は、重症の炎症性ニキビや難治性のケースに用いられることがあります。皮脂の生成を抑制する強力な作用があり、一定の効果が期待されますが、妊娠への影響・副作用管理・服薬中の注意点などに十分配慮が必要です。
そのため、医師の診断のもと必要と判断された場合のみ、用量・期間を厳格に管理しながらの処方となります。
どの治療法も単独ではなく、「ライフスタイルの見直しと医療的アプローチの併用」が鍵です。次章では、ホルモンを整えるために大切な生活習慣の工夫・肌との向き合い方について詳しくご紹介します。
「せっかく治療を受けたのに、またニキビが増える」「肌の状態が安定しない」と感じたことはありませんか? その原因のひとつに、ホルモンバランスを乱す生活習慣があるかもしれません。
美容診療による医療的な治療効果を最大限に引き出すためには、自分自身の生活リズムを整えることが非常に重要です。エストロゲンやプロゲステロンの分泌は、睡眠・食事・ストレスの影響を大きく受けるため、内側からの環境改善が欠かせません。
睡眠不足はニキビの悪化を招く代表的な要因です。寝不足が続くと自律神経が乱れやすくなり、エストロゲンの分泌が低下します。代わってストレスホルモンが優位になることで、皮脂分泌が増加しやすい状態になります。
特に睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の修復やターンオーバーを促すため、就寝時間と睡眠の質を意識して改善することが大切です。寝る前はスマホを控え、部屋を暗くし、40度以下の湯温で入浴するなどの心がけが、ホルモンの働きを高める鍵となります。
糖質・脂質の過剰摂取は皮脂分泌の増加や毛穴詰まりの原因となり、ニキビがやすく悪化しやすい傾向があります。甘いものや油っこい食事を控え、ビタミンB2・B6、亜鉛、鉄分などの栄養素を意識的に摂ることで、皮膚のバリア機能の向上にもつながります。
また、イソフラボンを含む大豆製品は女性ホルモン様の作用を持ち、ホルモンバランスの乱れを穏やかに整える食品としておすすめされることもあります。自分の体質に合った食品を選び、過不足なく取り入れることが重要です。
ストレスによるホルモンバランスの乱れは、顔、あご、背中といった部位にできる大人ニキビの一因とされています。強いストレスを感じると、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が増え、男性ホルモンが優位になることで皮脂が過剰に分泌される状態に。
その結果、毛穴の詰まりや炎症を引き起こし、治しにくいニキビへとつながります。適度な運動や深呼吸、趣味の時間を作るなど、自分なりのストレス対策を実践することが肌の健康にも寄与します。
ここまで紹介したように、ホルモンバランスの整え方は日常の中に多くのヒントがあります。次章では、アルバアレルギークリニック札幌で実際に行われているカウンセリングや診療プロセス、予約の流れ、治療の種類や効果の紹介を通じて、「気になる時にすぐ相談できる環境」を具体的に解説します。
ホルモンバランスの乱れが関係しているニキビは、その原因や発生部位が人それぞれ異なります。そこで重要なのが、美容診療におけるカウンセリングの役割です。札幌のアルバアレルギークリニックでは、症状に応じた肌診断・問診を行い、個別に合わせた治療提案を行っています。
「本当にホルモンの乱れが原因なのか」「生活習慣や食事の改善で良くなるのか」「医療介入が必要な段階か」など、しっかりと医師と一緒に確認していくことが大切です。
まずは公式サイトからご予約ください。当院のぺージ内の予約フォームは24時間対応。アクセスも最寄駅から徒歩圏内と便利です。
医師が肌の状態・生活習慣などをヒアリングします。皮膚の状態・毛穴・皮脂分泌量・ニキビの部位を確認します。
症状に応じて、アゼライン酸外用薬・スピロノラクトン内服・マイクロボトックス・ピーリング施術などを段階的にご提案します。イソトレチノインについても、妊娠の有無や作用、副作用、必要性を丁寧に説明したうえで検討します。
顔、あご、鼻、背中、口もとなど、気になる部位へ必要な施術を行います。肌のバリア機能や状態に応じてタイミングや種類を調整しますので、敏感肌の方にも配慮した治療設計が可能です。
1回で終わるのではなく、生活や生理周期の変化に合わせて“肌の今”を確認する再診体制を整えています。状態に応じて薬や施術の種類・量を調整し、長期的な肌質改善を目指します。
美容診療は、その場限りの効果ではなく、生活や肌に寄り添う継続型の医療です。治療だけでなく、ホルモンと向き合いながら生活習慣も一緒に整えていくことで、再発しにくく、安定した肌を目指すことができます。
「治療法が多くて迷う」「どれを選べばいいかわからない」──そんなときは、まず医師へ相談することが最初のステップです。大切なのは、自分の肌に合った“方法”と“ペース”を一緒に見つけることです。
最終章では、ここまでの内容をふまえ、“自分のホルモン・肌・ライフスタイル”と向き合うことの重要性、そして“継続的な美容医療との付き合い方”について解説します。
大人ニキビ、特にホルモンバランスが関係するニキビは、「できたから治す」という対症療法的な視点だけでは十分に改善しにくい症状です。増えたり、悪化したりするタイミングには、睡眠、食事、ストレス、生理周期といった生活全体のバランスが深く影響しています。
これまでの章で解説してきた通り、皮脂や角質、毛穴の状態、プロゲステロンやエストロゲンの分泌の変動、さらには妊娠・出産などのライフイベントも、ニキビの状態を左右します。そのため、単純な「薬を使えば治る」という発想ではなく、“自分のホルモン状態”と長期的に向き合う意識が重要です。
ニキビ治療における美容診療の強みは、肌表面の施術と、体の内側の状態を一緒に見てくれることです。たとえば、ホルモンに起因する皮脂過剰にはマイクロボトックスやスピロノラクトンが、毛穴詰まりや炎症にはアゼライン酸外用やケミカルピーリングが有効であるとされています。
また、必要に応じてイソトレチノインなどの医薬品も慎重に検討され、一人ひとりの状態に応じた医師の判断のもと、治療の種類や方法が提案されます。これらを組み合わせることで、「自分だけでは対策しにくい」ホルモンの揺らぎにも、専門的かつ段階的な対応が可能となります。
肌トラブルとの向き合い方に正解はひとつではありません。他人と同じ治療が必ずしも自分に合うとは限らず、多くの治療や方法の中から「いまの自分に合った選択」をしていく姿勢が求められます。
「症状が軽いから我慢すればいい」ではなく、肌の状態を放置することでバリア機能がさらに低下したり、将来的な炎症リスクが高まる可能性もあります。だからこそ、違和感を感じたとき、“今なら治せる”という意識で早めに相談することが大切です。
札幌のアルバアレルギークリニックでは、ニキビに限らず、「肌のことを誰に相談してよいかわからない」と悩む方にも、カウンセリングから治療までを一貫して対応しています。
こうした環境がそろっているからこそ、美容医療との付き合いが、もっと身近で日常的な選択肢になっていきます。
※セキュリティのため、最終受付時間後のドアの開閉は
警報が作動することがあります。