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ニキビやニキビ跡についてのご相談は、美容診療を受けられる方のなかでも多く見られます。
札幌でも、皮膚の状態に合わせて治療方法を検討する方が増え、その選択肢の一つとしてイソトレチノインに関心を持たれるケースがあります。
本ページでは、美容診療として取り扱うイソトレチノインについて、一般的に知られている作用の仕組み、治療中の注意点、服用を検討する際の確認事項など、医学的情報を中心にまとめています。
ニキビ・ニキビ跡の治療には複数の方法があり、肌状態や生活背景によって適した選択肢は異なります。治療の検討材料として、安心して比較・理解いただくための情報としてご活用ください。

イソトレチノインはビタミンAの一種で、重症のニキビ治療に適した飲み薬です。
【説明】
イソトレチノインは、アクネ菌に対する抗菌作用と抗炎症作用を持ち、炎症性のニキビに対して高い効果を発揮します。
札幌でも、ニキビ治療を検討する方から相談されることの多い内服薬のひとつです。
また、イソトレチノインは、皮脂分泌の抑制や細胞の正常化により、毛穴の開きや毛穴の詰まりに効果的にアプローチします。これにより、ニキビができにくい肌質を維持するため、治療を行うことが推奨されています。クリニックでの処方を受けることが最適です。
1日1回の内服で効果が期待でき、20週間の服用を終えた後には、3~5年間ニキビが出来にくい状態が続くことが報告されています。
このため、ニキビ治療において、イソトレチノインは治りにくいニキビに悩む多くの人々にとって、効果的な選択肢となります。
商品名としては、「イソトロイン」「アキュテイン」、「ロアキュタン」、「アクネトレント」などがあり、いずれもイソトレチノインを主成分としています。
欧米では、イソトレチノインは重症のニキビ治療において基本的な薬剤として広く認知されており、30年以上の長い歴史を持ちます。
特にアメリカなどの海外ではニキビ治療に必要不可欠な薬として位置づけられていますが、日本ではまだ厚生労働省の承認が得られておらず、保険適用外となっています。
※ビタミンAとニキビ
ビタミンAは皮脂腺の機能を正常化し、肌の健康を維持するために重要な役割を果たします。
このビタミンは過剰な皮脂分泌を抑制し、肌が乾燥している時には皮脂の分泌を促進することで肌のコンディションを整えます。
また、肌細胞のターンオーバーを正常に保ち、肌の生まれ変わりを促進することで毛穴のつまりを防ぐので、ニキビ痕のケアにも効果的です。
皮脂腺に作用してアクネ桿菌(かんきん)の増悪を引き起こす皮脂の分泌を調整し、ターンオーバーを促進することで毛穴を詰まらせる原因となる角質の厚みを取り除くことができます。
これらの特性により、ビタミンAは肌の健康を維持し、美しい肌を保つために不可欠な栄養素です。
札幌のように季節によって乾燥が強まる地域では、スキンケアや治療の検討においてビタミンAに着目されることもあります。

イソトレチノインは、一部の患者さんにとって非常に有効な治療薬です。
この薬は特に最重症のニキビに悩まされている方に対して効果的です。
この薬が特に向いている方は、
様々な治療法で改善が見られなかった、非常に重度のニキビを持つ方です。このようなケースでは、イソトレチノインが効果的な選択肢となりえます。
外用薬の塗布が困難な広範囲にニキビが存在する場合、イソトレチノインの内服が有効です。
治療を3ヵ月行っても改善がみられない場合、それ以上の改善は難しいと思います。
抗生物質などの長期間の使用により効かなくなるリスクがあり、ニキビが繰り返し出現する方に適しています。
ニキビができた際にほぼ確実にニキビ跡になる方は、ニキビを一切形成しないようにするためイソトレチノインを使用することが望ましいです。
・塗り薬や飲み薬を使っても3ヵ月で治っていない
・顔だけじゃなく、背中など全身に出ている
・ニキビ跡が赤みのように残ってしまった
ニキビ治療で来院される8割の方は、3ヶ月以内の保険治療で良くなります。
逆に言えば、3ヵ月で決着がつかなかった場合、保険の治療ではこれ以上の改善は望むことが難しいことになります。
しかし、特に重症のニキビの方は、もともと体質的に皮脂腺が多く、塗り薬と漢方薬だけでは対応しきれません。イソトレチノインは、難治性のニキビに対して高い効果が期待できます。ニキビ跡ができやすい方や、繰り返しニキビが発生する方に効果が高く、ニキビの再発を抑えることができます。
そこで、重症のニキビの方には、体の中から増えすぎた皮脂腺を退縮させる治療法をおすすめしています。

イソトレチノインは、重症のニキビや他の治療法では効果が見られない難治性のニキビに対して非常に有効な治療薬です。以下は、イソトレチノインと他の治療法との比較です。
外用薬(塗り薬)は軽度〜中等度のニキビに効果がありますが、重症のニキビには十分な効果を発揮しない場合があります。イソトレチノインは、全身的に内服することにより、皮脂腺を縮小させるため、広範囲で重度のニキビに効果的です。
抗生物質は炎症を抑える効果がありますが、長期間の使用により耐性菌が発生し、効果が薄れることがあります。イソトレチノインは、抗菌作用に加えて皮脂の分泌を根本的に抑制するため、耐性問題がなく、長期的に安定した効果が期待できます。
レーザー治療はニキビ跡の改善には有効ですが、ニキビの根本的な原因である皮脂分泌の抑制には効果がないため、イソトレチノインとの併用が効果的です。
イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑え、アクネ菌に対する抗菌作用と抗炎症作用を持っているため、炎症性のニキビに対して高い効果を発揮します。
イソトレチノインは皮脂腺を効果的に退縮させ、皮脂分泌を大幅に減少させます。毛穴を縮小し、アクネ菌の定着を防ぎます。これにより、ニキビの原因となる菌の数を効果的に減らすことが可能です。これにより、ニキビの発生や炎症の進行を防ぐ効果があります。
イソトレチノインは皮脂腺細胞や表皮細胞に作用し、これらの細胞の正常化を目指します。 この作用により、毛穴のつまりや肌の異常な角化が防がれ、ニキビの改善に繋がります。
イソトレチノインは免疫反応を調整し、過剰な免疫反応によって引き起こされる炎症を抑制します。 これにより、ニキビの赤みや炎症を静める効果があり、ニキビやニキビ跡、毛穴の問題などの解決を目指します。

目安としては、内服を開始してから約1ヶ月後には改善の兆しが見え始め、2〜3ヶ月後にはその効果が顕著に現れることが多いです。 服用を継続することで、ニキビの再発を予防する効果も期待できます。内服後の次の治療に進んだり、解説を受けることで改善がさらに促進されます。
イソトレチノインは、ニキビができにくい肌質への改善だけではありません。
服用を終了した後も皮脂の分泌が減少し、長期的にニキビができにくくなる可能性もあります。
これにより、長期的な肌の健康維持に寄与することが期待されます。
効果の実感には個人差がありますが、早い人では服用開始から約1ヶ月で感じられ、一般的には、服用から2~3ヶ月でニキビの改善が見られることが多いです。
4ヶ月経過すると、より効果を実感できますが、完全にニキビがゼロにならない人もいます。
※好転反応(レチノイド反応)
治療の初期段階、特に最初の1~2週間でニキビが一時的に悪化したり、赤みが目立つこともありますが、これは「好転反応(レチノイド反応)」と呼ばれ、薬の効果が現れ始めているときに起こります。
この反応は、肌が正常な状態に戻る過程で一時的に症状が悪化したように見える症状とも言われています。
ニキビ治療:イソトレチノインについて動画で詳しく説明しております。
イソトレチノインはビタミンAの一種で、重症のニキビ治療に適した飲み薬です。
イソトレチノインは、日本では認可されていない飲み薬で保険適用外となっていますが、アメリカなど海外ではニキビ治療のスタンダードになっています。
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)の当院では、医師が治療のために個人輸入しています。

引っ越しなどの事情で、6ヶ月間の服用ができなかった場合であっても、もとに戻るだけで特段、問題はありません。
イソトレチノインは、ニキビができにくい肌質への改善を目指す薬であり、その効果は内服を終了した後も長期間にわたって持続することが期待されます。
最も効果が顕著な場合、内服を終了した後も皮脂の分泌が減少し、ニキビができにくい状態が維持されることがあります。
内服終了後1年以上経過しても、ほとんどニキビができない肌質が維持されることが多いです。
しかし、個人差があり、一部の人では数ヶ月後に再びニキビが出現することもあります。
イソトレチノイン治療前の状態まで戻ることは稀で、多くの場合、内服前よりも改善された状態が長期間持続します。
外用薬を用いることで、良好な状態を維持することも可能で、再発したニキビは通常軽度であり、塗り薬で対応することが一般的です。
全体的に、イソトレチノインは長期的なニキビ治療において有効な選択肢であり、多くの場合、持続的な改善をもたらします。
イソトレチノインの服用には一部副作用が報告されていますが、適切に管理すればその効果を最大限に活かすことができます。以下は主な副作用とその対処法です。
【皮膚や粘膜の乾燥】
【肝機能障害】
【催奇形性】(妊娠リスク)
【関節痛、筋肉痛、骨の痛み】
【脱毛】
【頭痛】
【精神疾患】
【その他の副作用】
※副作用の程度や出現には個人差があります。
以下に該当する場合は 内服できません。
■ 妊娠中・妊娠の可能性がある方・妊娠を希望している方
■ 授乳中の方
■ 年齢による制限
■ 肝機能障害がある方
■ ビタミンA過剰症・アレルギー歴がある方
これらに対するアレルギー歴がある場合は内服不可です。
■ テトラサイクリン系抗生剤を使用中の方
■ 精神疾患で治療中の方
■ 脂質異常症がある方
■ 大豆アレルギーのある方
※実際の禁忌は医師が診察のうえ総合的に判断します。
イソトレチノインは作用の強い医薬品のため、服用にあたって以下の点に注意が必要です。

1日1回食後に内服します。
・基本的な服用量:
所定量(126㎎)×体重=6ヶ月で飲み切りますが、患者様の状態により内服量を調整します。イソトレチノインは、通常20~50mg錠を1日1回服用から始めます。体重が多い男性の場合、1日40mgから開始することもあります。
・服用量の調整:
イソトレチノインによる乾燥の副作用が強い場合は、減量する、内服間隔を伸ばすなど服用する方法を調整することもあります。
・服用タイミング:
イソトレチノインはビタミンA誘導体で、水よりも脂肪に溶けやすい成分です。そのため、食後に服用すると吸収が良くなります。朝昼夕のいずれの時間でも構いませんが、食後に服用することが推奨されます。
・治療期間:
通常、1クールで6ヶ月の内服を継続します。ただし、軽症の方や副作用が強い場合は、治療期間や服用量は個人によって異なります。
・定期的な血液検査:
内服前および服用中は血液検査が必要な場合があります。
イソトレチノイン内服中でも、症状や肌の状態に応じて併用できる治療があります。ここでは、一般的に併用可能とされる治療と、注意が必要な治療についてまとめています。
※治療の可否は肌状態や体調により異なるため、実際の施術は医師の判断に基づいて行います。
外用薬や一部の皮膚科的治療は、イソトレチノイン内服と併用しても問題ない場合があります。
抗菌薬、鎮痛薬、アレルギー薬、経口避妊薬(ピル)
これらは、一般的に併用しても支障がないとされています。
MRF治療(シルファームなど)、各種レーザー治療、ダーマペン、水光注射
上記は、肌状態を確認したうえで併用可能な場合があります。
皮膚のダメージが強いため、服用開始後2か月間は避けることが推奨されています。
イソトレチノイン内服中および前後1か月間は、妊娠を避ける必要があります。(男女とも)
服用期間中および最終服用から6か月間は献血できません。
内服により日光の影響を受けやすくなるため、日焼け止めの使用や紫外線対策が重要です。
一般的には20週間(約5か月)程度の内服が目安とされていますが、症状や体質により期間が変わることがあります。診察にて医師が適切な期間を判断します。
服用を直ちに中止し、早急に医師へご相談ください。
イソトレチノインは催奇形性が報告されており、妊娠に関するリスクがあります。
はい。男女ともに、内服期間中および前後1か月間は避妊が必要です。
抗菌薬・鎮痛薬・アレルギー薬・経口避妊薬(ピル)などは、一般的に併用しても問題ないとされています。ただし、テトラサイクリン系抗生剤は併用できません。
併用薬がある場合は必ず医師にお知らせください。
MRF治療(例:シルファーム)、レーザー治療、ダーマペン、水光注射など、状態によって併用可能な施術があります。
ただし、CO2レーザーなど強いダウンタイムを伴う施術は、服用開始2か月間は避ける必要があります。
皮膚や粘膜の乾燥、唇の乾燥、肝機能の変化、脂質値の変動、頭痛、関節痛などがみられることがあります。副作用の有無や程度には個人差があるため、違和感がある場合は早めに医師へご相談ください。
13歳未満は治療不可です。
13〜18歳の場合は、症状や体質を確認したうえで医師が判断します。
できません。
内服期間中および最終服用から6か月間は献血を控える必要があります。
【限定解除情報】
【主な副作用とリスク】
・肝機能障害、関節痛、脱毛、鬱、胎児の催奇形性など。内服中は避妊が必要です。
※症状の出方や治癒経過には個人差がございます。
・当院医師が治療として、ベトナムから個人輸入しています。
・参照:https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.htm
【未承認薬であることの明示】
日本国内では未承認薬となります。
【入手経路等の明示】
当院医師が治療として、ベトナムから個人輸入しています。
【同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無】
日本国内にはありません。
【諸外国における安全性等に係る情報の開示】
・米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国では承認されています。
・肝機能障害、関節痛、脱毛、鬱、胎児の催奇形性などの副作用のリスクがあります。内服中は避妊が必要です。
【公的救済制度適用】
公的救済制度適用はありません
参考文献
アルバアレルギークリニック札幌で
治療を行う場合の流れをご紹介します。
アプリにて事前問診の回答、保険証等のご登録をお願い致します。
ご来院後は初診時/再診時ともに、アプリをかざして壁にあるQRコードを読み取っていただければ、自動受付ができます。
肌診断機(Neo Voir I)を使用し、患者様のお肌の状態を確認します。
診断結果をもとに、医師が患者様おひとりお一人のお悩みにあった施術をご提案いたします。
スタッフから施術や機器のご説明、今後の施術計画について患者様と相談いたします。

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。
日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会
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